Pangleってどうなの?

運用型広告界隈で最近話題のTikTok for businessのプレースメントで選択可能なPangleですが、弊社でもアフィリエイトで8月より運用し、130万円以上の広告費を使って改善を続け、先月(2021/9)から黒字になりました。

目次

そもそもPangleってなに?

Pangleは一部の運用者の間では話題ですが、まだまだ知られていない媒体だと思います。

Panlgeとは動画リワード広告、プレイアブル広告を軸とした動画広告プラットフォームです。
2019年7月よりTikTok for businessの管理画面よりプレースメントとして指定可能で、月間アクティブユーザーは約5,100万で、Facebookの2,600万、Instagramの3,300万と比べても十分なポテンシャルがあることが解ります。

動画リワードとはマンガアプリなどに代表される、一定時間広告を見るとリワード(コインなど)を受けることができ、そのリワードを使ってマンガを読むことが出来るあれです。
プレイアブル広告はダウンロードなどしなくとも、広告上の操作でゲームなどがプレイできるインタラクティブな広告です。

従来はCPI(アプリのインストール)案件がマッチすると考えられており、単品通販商材やリード案件はあまりなかったのですが、最近は単品通販やリード案件も大量獲得している運用者がいるようだと話題になっていました。

リード案件でためしてみた結果

これが8月から開始した結果です。

■8月
広告費 612,802円 ROAS 87%
■9月
広告費 641,967円 ROAS 102%
■10月(執筆時点10/8まで)
広告費 97,042円 ROAS 132%

初月でぽろぽろとコンバージョンしたので、これは改善すればいけるんじゃないかと感触をつかんだので、攻略に取り組みました。

9月でクリエイティブの方向と媒体のクセを掴み始めました。
具体的な例として記事配信はダメでした。Facebook/Instagramで同案件を実施していますが、記事と直LPは同程度のCPAでしたが、Pangleの場合は明らかに直LPが良かったです。

仮説として、Pangleでは動画リワード獲得のため一定時間視聴する必要があり、かなり潜在層の掘り起こしが動画で進むため、記事でさらに説明するよりも遷移回数を減らすメリットのほうが大きいものだと考えています。

またクリエイティブについても実写動画と同一内容でVTuber風のCGモデルを利用し、声優吹替を当てたものを制作したのですが、こちらのほうが数値が良かったです。
同一クリエイティブをFacebook/Instagramに展開したところ、実写のほうが明らかに良かったので、これは媒体特性だと考えています。

また動画の長さも30秒と60秒でテストしましたが30秒の方が良かったです。
おそらく動画リワードを受け取るのに60秒視聴の必要がなく、20-30秒程度でリワードを受け取って消してしまうので、そこまでメッセージを詰めた方が良いのだろうと仮説を立てています。

動画じゃないとダメ

大きな特徴としてはクリエイティブは動画のみなので、動画のノウハウがないと難しいかもしれません。(弊社は他媒体でも動画を中心にやってきたのでハードルは低かった)

また、見て貰える秒数が長いので単純に動いて目立てば良いというだけではなく、シナリオも大事になります。
CGモデルなど目新しい内容でも受け入れて貰える反面、消耗も激しくクリエイティブの入れ替えも多く必要だと感じました。

広告運用・クリエイティブのご相談はこちらから。

    目次